今回は、国内で展開されている主要ハンバーガーチェーンを対象に、公式アカウントのフォロワー数を集計し、2025年10月時点でのランキングとして整理しました。
普段利用しているお店が上位に入っているのか、それとも意外なブランドが存在感を示しているのか。
数字を通じて、各チェーンのSNS上での勢いを見ていきます。
それでは、ランキングをご覧ください。
集計対象:X(旧Twitter)、Instagram、YouTube、TikTok
ランキング
※単位は万人。2025/10/26時点で集計。
| 順位 | 店名 | X | YouTube | TikTok | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | マクドナルド | 948.4 | 34.1 | 31.3 | 117.5 |
| 2 | ケンタッキー・フライド・チキン | 311.2 | 13.6 | 2.6 | 1.0 |
| 3 | モスバーガー | 212.8 | – | 1.7 | 4.8 |
| 4 | ロッテリア | 45.2 | – | 0.1 | – |
| 5 | バーガーキング | 34.2 | 2.4 | 0.2 | – |
| 6 | フレッシュネスバーガー | 26.2 | 5.0 | – | 0.1 |
| 7 | ウェンディーズ・ファーストキッチン | 16.7 | 1.4 | 0.1 | – |
| 8 | ドムドムハンバーガー | 9.6 | 3.2 | 0.1 | – |
「-」は公式アカウントの有無が不明。
フォロワー数1000人以下は「0.1」で統一。
雑感
全体を通して見ると、マクドナルドの存在感が圧倒的でした。特にX(旧Twitter)では他社とのフォロワー数の差が非常に大きく、SNS上での認知と拡散力の高さが明確に表れています。ハッピーセットをはじめとする期間商品を消費者が気にかけているという表れでしょうか。ケンタッキー・フライド・チキンとモスバーガーがそれに続き、この3社とそれ以外のチェーンとの間で大きな溝があることがわかりました。
一方で、SNS上では話題に上がることの多いバーガーキングについては、想像ほどフォロワー数が伸びていない点が印象的です。インパクトのある投稿やキャンペーンが目立つ一方で、「継続的な情報源としてフォローされるブランド」としての定着度は、上位3社ほど高くはないのかもしれません。
また、TikTokの動きも興味深いポイントです。マクドナルドとモスバーガーでは、YouTubeよりもTikTokのフォロワー数が上回っており、バーガーチェーン市場においてTikTokが若年層への訴求力を持つ媒体として機能している可能性があります。しかし、今回集計対象とした企業のうちTikTok公式アカウントを運用しているのは半数程度にとどまっており、業界全体としてはまだ完全に活用されているとは言い難い状況です。
今後、バーガーチェーン各社がYouTube中心かTikTok中心か、どの媒体を重視していくのかに注目しながら、SNS戦略の方向性を定期的に見ていきたいと思います。今後のランキング更新では、こうした変化もあわせて追跡していく予定です。
CSVファイル
※本データは2025/10/26時点の各チェーンの公式アカウントを基に、本サイトが独自に集計したものです。
引用時は出典として「たろラボ(https://tarooji.com)」を明記してください。


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